【鬼滅の刃】(きめつのやいば)鬼殺隊(きさつたい)とは
【鬼滅の刃】に出てくる鬼殺隊(きさつたい)とは政府非公認の鬼狩りの組織のことで、その数およそ数百名です。
鬼殺隊最高位の剣士たちの総称は柱。
その下に属する一般隊士の階級は10段階ありまして、上から「甲(きのえ)・乙(きのと)丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」となっています。
那田蜘蛛山での戦いの時の主人公:炭治郎は一番下の階級「癸」(みずのと)でした。
彼らを率いるのは「お館様」こと、産屋敷家当主「産屋敷耀哉」(うぶやしき かがや)です。
無限城での無惨戦においては、父亡き後その息子「産屋敷輝利哉」(うぶやしき きりや)が8歳で総指揮を執ります。
鬼殺隊になるには
鬼殺隊の最終選別に合格することが条件です。
最終選別とは
柱達が生け捕りにしてきた鬼達が放たれている藤の花に囲まれた山「藤襲山」にて、7日間生き延びれば最終選別に合格となります。
主人公の炭治郎が鬼殺隊の最終選別に挑んだ時には20人以上の挑戦者の内、合格者は5人でした。
この知らせを受けた「お館様」は「5人も残ったのか、優秀だね」的な発言をしていたことから、最終選別が如何に過酷なものかがわかります。
最終選別は残酷すぎるので改善が必要だと感じる
鬼殺隊に入隊する者の多くは家族を鬼に殺された身寄りのない少年少女達であり、その覚悟は見ていても痛々しい程です。
ちなみに鬼に家族を殺され妹を鬼にされてしまった炭治郎は元柱の鱗滝氏の元で2年くらい修行して、水の呼吸を習得している状態で最終選別に挑み合格しましたが、それでも途中で命を落としそうになる場面もありました。
炭治郎と同じように相当の覚悟を持ちつつ修行を積んできた剣士の多くが、最終選別で命を落としてしまうのは非常に残念であり残酷にも感じるので、最終選別前に鬼と対峙しない方法での何か別の試験をもう一つ設け、それを突破すれば最終選別はチームで行動させて危険な状態になりそうなら元柱が手助けに入るなど、新人剣士がもっともっと力をつけるまでは何かしらの配慮があってもいいのではと考えてしまいます。
その後の任務も5人以上のチーム制にして内一人は階級が数段階上の者を同行させるなどすれば、若い芽をことごとく摘まれることもないように感じますが、実際に生き残った炭治郎の同期は皆優秀で上弦の鬼とも対峙できるほど成長していくので、やはり実践の命を懸けたギリギリの戦いにおいて力を発揮できる新人は生き残っていくものなのかもしれません。
鬼殺隊になったら支給される物
日輪刀(にちりんとう)・隊服(たいふく)・鎹鴉(かすがいがらす)、それに給料も支給されるようになります。
日輪刀は持つ人によって色が変わる事から色変わりの刀とも呼ばれています。
基本的に鬼を滅殺するためには日輪刀で鬼の首を斬る必要があるとされていますが、蟲柱:胡蝶しのぶのように鬼の首を斬る力がないものは毒で殺すなど他の方法を選択することもできます。
隊服は「滅」の文字が入った詰襟の制服で人によってはこれに羽織を重ねて着ています。伊之助のように上半身裸でも許されている自由さはいいですね。
そして任務や指令などの伝達に使われる鎹鴉。からすは頭のいい鳥ですが鬼滅の刃の鎹烏は人の言葉を完全に理解し人間の言葉を話せるので意思疎通がしっかりとれます。ただ、冨岡義勇さんの鎹鴉はおじいちゃんなので、時々伝令を間違えることもあるとか・・・(・・?。
何故か善逸だけはチュン太郎の愛称で知られる可愛い雀「うこぎ」がその役を担っていますが、人の言葉は理解していても人の言葉を話すことはできないようです。ですが何故か炭治郎はこの雀が言いたいことは全てわかるようでした。
恐怖感から戦えなくなったら
戦う相手は人間とは比べ物にならないほど力も強く、まるで化け物のような鬼です。
血鬼術という妖術のようなものを使ってくる鬼も多く、腕に自信のある人でさえ戦いの最中に命を落とすこともしばしばあります。
そんな現実を目の当たりにしてしまったら当然ながら鬼殺隊になっても、恐怖心を持ってしまう人もいます。
そうなってしまったら無理に戦わなくてもいいようです。
炭治郎達が蝶屋敷での療養中、機能回復訓練で出会ったアオイによると、運よく最終選別には通ったものの怖くて戦いの場に行けないといったような話をしていましたから、恐怖心を感じた人は隊士達の怪我の手当てやお世話役に徹することもできるようです。
また、剣才はなくても鬼殺隊の役に立ちたいと考えている人であれば戦いの後の事後処理部隊「隠し」になる道もあるようです。
事後処理部隊「隠し」も立派な仕事
最前線で戦う剣士達も怪我の手当てや事後処理を行う人々もどちらも重要であり立派な仕事であることに違いはありません。
歴代の鬼殺隊士の中で一番強い人は?
歴代の鬼殺隊の中で最強の男は鬼の始祖「鬼舞辻無惨」(きぶつじ むざん)さえ追い詰めた鬼狩りの歴史で最も優れた剣士「継国縁壱」(つぎくによりいち)さんです。
「継国縁壱」(つぎくによりいち)さんは、上弦の壱「黒死牟」(こくしぼう)の双子の弟でもあります。